自分で修理する

初ブログから年を跨ぎました。

みなさん、新年おめでとうございます。

 

このブログでは古いキャブレター式エンジンを搭載する自動車やオートバイの素晴らしさをお伝えすると前回書きました。

では実際、どうすれば古いエンジンが楽しめるのでしょう?

 

もうすでに実践されている人には旧知のことではありますが、古いエンジンのクルマやオートバイで調子よく走るにはメンテナンスが必須です。これからいわゆる「旧車」を楽しもうというのであれば、メンテナンス技術は不可欠です。

というのも、旧車をメンテナンスするには途方もない予算が必要です。なぜなら、旧車、特に国産車の場合だとメンテナンスを販売ディーラーで受け付けてくれないケースが多いからです。

 

どうしてメンテナンスしてくれないかといえば、必要となる部品がメーカーから供給されないからです。現在のディーラーはメンテナンスといえども部品交換がメインです。部品がなければ違う部品を加工したり、壊れた部品を修理しなければなりません。でも時間工賃で働くディーラーのメカニックは、部品を交換する時間で仕事を計ります。でも交換部品がなく手作業で加工するとなると、部品交換に比べて時間が長くなります。ホンのボルト1本のために数時間もかけてしまうと、ユーザーに時間工賃として請求できない金額になってしまいますね。だから手のかかる旧車だと、メンテナンスを断るケースが出てくるのです。

 

これから旧車を手に入れ楽しもうと思っているのに「ディーラーでメンテしてくれないのだから維持できないじゃん」と考えてしまうかもしれません。でも、キャブレター方式を採用するような旧車の場合、諦める必要はありません。構造がシンプルな旧車なら素人でもメンテナンスができるからです!

 

例えば、車検を切らせて長期間乗られていないような旧車を格安で手に入れるとします。乗っていなかったからといって故障しているとは限りません。最低限のメンテナンスで復活する可能性が高いです。そこでまず手を入れたいのが燃料系です。

エンジンは燃料・電気が正しく供給されれば普通に回転します。でも長期間動いていないような場合、燃料が正しく送られなかったり、電気の流れが不安定になっていることが多いのです。

 

そこでまずはキャブレターをエンジンから分離して表だけでなく内側まで清掃することから始めます。

 

 

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長期間不動だった車体から外したキャブレターです

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下側から見ても汚れが確認できますね

こうしたキャブレターを清掃するには、まずパーツクリーナーやワイヤーブラシが必要です。そして今や、こうした用品はネットで簡単に手に入ります。

次回からは具体的に清掃する方法をご紹介したいと思います。

エンジンが好き

初めまして。

ブログを開設したのは2018年も終わろうとしている12月30日。

なぜブログを始めたのかといえば、急速に推進されている自動車の電動化に?と感じているからです。

diamond.jp

ボルボの英断は記事にもあるように2017年と早い時期に発表されました。

もうすぐ明ける来年から全モデルを電動にするというのです。

できるできないはともかく、この流れに他メーカーが追随する気配もあります。

これまたいい悪いで判断できることではありませんが、そんな自動車は嫌だ!と思うのです。

自動車は元来、内燃機関であるエンジンが発明されたことで生まれました。

以来、自動車の魅力の一つにエンジンがあるわけです。

ハンドリング性能も確かに自動車を運転して感じる魅力です。

でも、エンジンほど分かりやすい魅力はないと思うのです。

そしてエンジンは昨今、電子制御されています。

アクセルを踏むだけで誰でもその性能を引き出せます。

車両の状況によっては、アクセル開度を運転手の意思とは関係なしにコントロールします。とても安全なことです。

でも、そんな制御がなくエンジン回転数を運転手だけが決定する、技術的には未熟な物の方が楽しいのはワタシだけでしょうか?

 

さらにいえば燃料供給がコンピューターではなく機械式であるエンジンには、もっと分かりやすい楽しさがあります。キャブレター方式のエンジンです。

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このツインキャブレターを装備するエンジンはワタシが修復中のクルマのものです

このブログでは、電子制御が発達する以前に生まれたクルマやバイクを楽しむことをモットーにしたいと思います。今後もよろしくお願いします!